よくある質問
Flexible InterConnect をご利用中のお客様からよく寄せられる質問を掲載しています。
Flexible InterConnectのよくある質問
- FIC-Routerが保持する経路数はどのようにカウントされますか?Connection, Monitoring, Router
FIC-Routerの経路数は、Router内のRouting Group(以下、RG)ごとに保持しているルーティングテーブルのベストパス数を合計したものです。
以下にFIC-Routerのご利用形態ごとの具体的な経路広告の考え方・経路数の計算の概要をご説明いたします。※以下の例におけるRG→接続先方向の経路広告については、ConnectionのBGP Filter Egressをフルルートで設定された場合の例です。サマライズを設定した場合は3経路のみの広告となります。
※接続先からの受信経路だけでなく、接続アドレス・接続ネットワークアドレス等も経路数として加算されるため、下記例と実際の経路数は若干の差分が生じます。
1つのRGに複数のConnectionを接続している場合
上図のように構成されている場合、接続先AおよびBからの受信経路をそれぞれのConnectionを通じて相互に広告いたします。
この接続形態における経路数の計算方法は以下の通りです。RG1にて保持する経路数:a + b
FIC-Routerの経路数:a + b複数のRG間にFIC-FWを設定し、複数のConnectionを接続している場合
FIC-FWを含む構成をご利用の場合、RG1~4とRG5~8で経路広告・経路数計算の方法が異なります。
(RG1~RG4)各RGに接続されたConnectionの受信経路を、RG内およびRGをまたいで相互に広告する
(RG5~RG8)各RGに接続されたConnectionの受信経路を、RG内で相互に広告するそのため、上図の構成例における経路数の計算方法は以下の通りです。
RG1にて保持する経路数:a + b + c
RG4にて保持する経路数:a + b + c
RG8にて保持する経路数:d + e
FIC-Routerの経路数:(a + b+ c) × 2 + d + e複数のRG間にFIC-NATを設定している場合
RG間にFIC-NATを設定されている場合、グローバルIPアドレスが設定された側のRGへは設定いただいた数のグローバルIPアドレスが広告されます。
上図のようにRG1からRG2へX個のNAT利用グローバルIPアドレスを設定されている場合、経路数の計算方法は以下の通りです。RG1にて保持する経路数:a + f
RG2にて保持する経路数:f + X
FIC-Routerの経路数:a + f + f + X - モニタリング画面で異常を発見しました。 / "Flexible InterConnect status changed" というメールを受信しました。故障ですか?Monitoring
Flexible InterConnect(以下、本サービス)のモニタリング機能により、以下の方法でお客様がご契約されたFICリソースの状態を確認することができます。
(1)モニタリングダッシュボードの「リソースステータス」画面
(2)モニタリングダッシュボードの「イベント履歴」画面
(3)"Flexible InterConnect status changed" というタイトルのメール
これらのリソース状態は、本サービスの設備故障が発生した場合を含む複数の場合に変化し、通知されるため、メールに記載される各項目の意味と想定される原因・お客様にご確認いただきたいポイントを説明いたします。
「リソースステータス」「イベント履歴」画面にて表示される各項目の意味については、チュートリアルをご参照ください。1. メール記載内容
項目名 記載内容 ご利用サービス "Flexible InterConnect"の固定表示 対象テナント 本サービスご契約時に設定されたテナント名およびテナントID 接続先テナント (テナント間接続の場合のみ) 接続先のテナント名およびテナントID イベントID 検知したステータス変化に対して一意に払い出されるID
モニタリングダッシュボードの「イベント履歴」画面でも確認が可能対象リソース リソースお申込み時に設定したリソース名・リソースID・リソースの存在するエリア リソースタイプ Port または Connection 状態変化 (Portの場合) ステータス変化前 ⇒ ステータス変化後 の形で表示
正常:Link Up
異常:Link Down(Single Connectionの場合) ステータス変化前 ⇒ ステータス変化後 の形で表示
正常:BGP Up
異常:BGP Down(Paired Connectionの場合) ステータス変化前 ⇒ ステータス変化後 の形で表示
正常:Primary / SecondaryともBGP Up
警報:PrimaryまたはSecondaryのいずれかがBGP Up
異常:Primary / SecondaryともBGP Down検知内容 (Portの場合) Link Up または Link Down (Connectionの場合) BGP Up または BGP Down
※Paired Connectionの場合はPrimary / Secondaryも併記検知日時 イベントを検知した時刻(UTC / JST併記) 状態詳細 (Paired Connectionの場合のみ) ステータス変化後のBGP状態をPrimary / Secondaryそれぞれ表示 2. 想定される原因・確認ポイント
Portのアクティベート時に、お客様機器が設定されていない
Portをアクティベートされた際に、Portにお客様機器が接続されていない、または接続されていてもお客様機器のPort閉塞などにより光送信していない場合、Link Downを検知する場合がございます。Portに接続されたお客様機器が光信号を送信する状態となっているかご確認ください。
本サービスから接続先事業者、または接続先事業者から本サービスへ広告されるBGP経路数が上限値を超過すると、BGP Peerが切断されます。上限値については接続先によって異なりますので、サービス説明書 5. FIC-Connectionの各項目をご参照ください。
Portに接続されたお客様回線、またはその先に設置されたお客様機器にて故障が発生した場合に、Link Downを検知する場合がございます。Portに接続されたお客様機器が正常に光信号を送信する状態となっているかご確認ください。
Connectionの接続先事業者において故障が発生したり、メンテナンスを行った際にBGP Downを検知する場合がございます。接続先事業者の故障・メンテナンス情報をご確認ください。
FIC-Connection(AWS)、FIC-Connection(GCP)については、FIC Consoleからの申し込み後、接続先事業者側ポータルにて接続承認を行う必要がございます。接続承認のタイミングでBGPが確立するため、BGP確立時にステータスが変化します。故障ではなく、正常な動作となりますのでご安心ください。
本サービスの故障・メンテナンスのためLink Down, BGP Downを検知する場合がございます。本サイトの故障・メンテナンス情報ページをご確認ください。上記のいずれにも当てはまらないにも関わらず、FICリソースのステータス変化を検知された場合はお手数ですがチケットを起票し、お問い合わせください。その際、本ページにてご説明した確認ポイントはすべて確認済みである旨を記載いただくと以降の対応がスムーズとなります。ご協力のほどよろしくお願いいたします。