FIC-Connection Oracle¶
1. サービス概要¶
1.1 FIC-Connection Oracleの概要¶
- Oracle Cloud Infrastructure(以下OCI)が提供するFastconnectとFlexible InterConnect(以下FIC)を接続します。
- 購入したFIC-PortもしくはFIC-RouterからOCIへアクセスするには、OCIへのFIC-Connectionを購入する必要があります。
1.2 構成パターン¶
1.2.1 FIC-Port×2 - FIC-Connection (Single)×2構成(Private Peering)
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1.2.2 FIC-Router (Paired) - FIC-Connection (Paired)構成(Private Peering)
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1.2.2 FIC-Router (Paired) - FIC-Connection (Paired)構成(Public Peering)
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1.3 FIC-Connection Oracle¶
FIC-Connection Oracleは、以下の〇が付いたConnecting Pointを選択可能です。なお、Connecting Pointは分散させることで冗長構成を実現することが出来ます。
①提供エリア | ②FIC-Connecting Point | ③Oracle-Connecting Point | |
Japan East | Equinix-TY4-1 | 〇 | Japan East (Tokyo), ap-tokyo-1 |
Japan East | Equinix-TY4-2 | 〇 | Japan East (Tokyo), ap-tokyo-1 |
1.4 接続形態と接続タイプ¶
FIC-Connection Oracle(Private Peering/Public Peering)では、以下の接続形態と接続タイプを組み合わせることが可能です。
接続形態 | Port/Routerタイプ | 接続タイプ | 説明 | 推奨構成(SLA対象) |
---|---|---|---|---|
L2接続 | FIC-Port×2 | FIC-Connection (Single)x2 | FIC-PortのVLANインターフェースとOCI(Private Peering)のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)x2で接続します。
物理分散されていれば推奨構成となります。(下図①L2接続)
|
○ |
L2接続 | FIC-Port | FIC-Connection (Single) | FIC-PortのVLANインターフェースとOCI(Private Peering)のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)で接続します。(下図②L2接続) | |
L3接続 | FIC-Router (Paired) | FIC-Connection (Paired) | 1つのRouting GroupのPrimary/SecondaryにそれぞれOCI(Private Peering/Public Peering)のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Paired)で接続します。
Connecting Pointが分散していれば推奨構成となります。(下図③L3接続)
|
○ |
L3接続 | FIC-Router (Single) | FIC-Connection (Single) | FIC-Router (Single)のRouting GroupとOCI(Private Peering/Public Peering)のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)で接続します。(下図④L3接続) |
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1.5 申込種別と方法¶
FIC-Console/APIにて、FIC-Connection Oracle(Private Peering/Public Peering)を申し込みいただくことが可能です。
申込種別 | 申込方法 | 納期 |
新設 | FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み
|
即日 |
FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 即日 | |
廃止 | FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 即日 |
- APIで参照可能な項目については APIリファレンス をご覧ください。
1.6 提供帯域¶
FIC-Connection Oracle(Private Peering/Public Peering)は、以下の帯域を選択可能です。
- FIC-Connection(Port, single), FIC-Connection(Router, singleとpaired)共通
10M/20M/30M/40M/50M/100M/200M/300M/400M/500M/1G/2G/3G/4G/5G/10G
注釈
- 帯域は上り/下りそれぞれに適用されます。
1.7 申込時の注意事項¶
FIC-Connection Oracle(Private Peering/Public Peering)の接続条件は以下となります。
- 事前にFIC-Port(L2接続の場合)または、FIC-Router(L3接続の場合)の作成が完了している必要があります。Public Peeringの場合は合わせてFIC-NATでのグローバルIP、ポリシー設定の作成が完了している必要があります。
- Oracle Cloud Infrastructure Consoleの操作については、Oracleの公式ドキュメントなどをご確認ください。
- 申込受付完了後、設定完了まで他の申し込みをすることができない可能性があります。
注釈
帯域変更時に通信断は発生しません。
経路変更時に通信断は発生しません。
- Oracle側が受信可能な経路数の上限は、Private Peeringの場合は2,000、Public Peeringの場合は200です。経路数が上限を超えると、接続のBGPセッションは60分間停止されます。その後、オラクルは受信中の経路をチェックします。上限を超えていない場合、BGPセッションが再度確立されます。上限を超えている場合、セッションはさらに60分間停止されます。このプロセスは、経路数が2,000以下(Private Peering)もしくは、200以下(Public Peering)になるまで繰り返されます。
FIC側が受信可能な経路数の上限は、Private Peering、Public Peeringともに200以下です。経路数が201以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「200以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。
- AS-Path Prependの設定変更時に通信断は発生しません。
2. 注意事項¶
- FIC-Connection Oracle(Private Peering/Public Peering)の申し込みにあたり、OCIサイト (Fastconnectについて)をご参照ください。
- また、L2/L3接続どちらの場合でもVirtual Circuitは必須ですので、作成が必要になります。また、Virtual CircuitのOCIDはFIC-Connection(Oracle)を申し込む上で必須になります。
- Virtual Circuitを申し込む際、L2接続の場合はプロバイダ”NTT Communications Flexible InterConnect L2”を、L3接続の場合はプロバイダ”NTT Communications Flexible InterConnect L3”を選択してください。
- すでに使われたVirtual Circuitは、Oracleの仕様により再利用することはできません。
- (Private Peeringの場合)[L3接続]FIC-Connection (Oracle)の申込時に入力いただくAS番号は、システムが自動設定します。[L2接続]FIC-Connection (Oracle)の申込時に入力いただくAS番号は、お客様がOracleのConsoleにて指定してください。
- (Private Peeringの場合)[L3接続]コネクアドレス(/30)はFIC ConsoleやAPIで指定したものを使用してください。[L2接続]コネクアドレス(/30)はお客様がOracleのConsoleで指定したものを使用してください。
- (Private Peeringの場合)[L3接続]VLAN IDはFIC側で採番致します。[L2接続]VLAN IDはお客様が指定してください。
- (Public Peeringの場合)AS番号は、システムが自動設定します。
- (Public Peeringの場合)コネクアドレス(/30)は、Oracleが払い出します。
- (Public Peeringの場合)VLAN IDはFIC側で採番致します。