FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)¶
1. サービス概要¶
1.1 FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)の概要¶
- Amazon Web Services(以下AWS)が提供するDirect ConnectとFlexible InterConnect(以下FIC)を接続します。
- 購入したFIC-PortもしくはFIC-RouterからAWSへアクセスするには、AWSへのFIC-Connectionを購入する必要があります。
1.2 構成パターン¶
1.2.1 FIC-Port×2 - FIC-Connection (Single)×2構成

1.2.2 FIC-Router (Paired) - FIC-Connection (Paired)構成

1.3 FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)¶
FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)は、以下の〇が付いたConnecting Pointを選択可能です。なお、Connecting Pointは分散させることで冗長構成を実現することが出来ます。詳しくは AWSサイト (AWS Direct Connect の回復性に関する推奨事項)をご参照ください。
①提供エリア | ②FIC-Connecting Point | ③AWS-Connecting Point | |
Japan East | Equinix-TY2-1 | Equinix TY2TY6 - TY8, Tokyo | |
Japan East | Equinix-TY2-2 | Equinix TY2TY6 - TY8, Tokyo | |
Japan East | Equinix-TY2-3 | Equinix TY2TY6 - TY8, Tokyo | |
Japan East | Equinix-TY2-4 | 〇 | Equinix TY2TY6 - TY8, Tokyo |
Japan East | @Tokyo-CC2-1 | AT Tokyo CC1 Chuo Data Center, Tokyo, Japan | |
Japan East | @Tokyo-CC2-2 | AT Tokyo CC1 Chuo Data Center, Tokyo, Japan | |
Japan East | @Tokyo-CC2-3 | AT Tokyo CC1 Chuo Data Center, Tokyo, Japan | |
Japan East | @Tokyo-CC2-4 | 〇 | AT Tokyo CC1 Chuo Data Center, Tokyo, Japan |
Japan West | Equinix-OS1-1 | Equinix OS1 | |
Japan West | Equinix-OS1-2 | Equinix OS1 | |
Japan West | Equinix-OS1-3 | 〇 | Equinix OS1 |
Japan West | Equinix-OS1-4 | 〇 | Equinix OS1 |
1.4 接続形態と接続タイプ¶
FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)では、以下の接続形態と接続タイプを組み合わせることが可能です。
接続形態 | Port/Routerタイプ | 接続タイプ | 説明 | 推奨構成(SLA対象) |
---|---|---|---|---|
L2接続 | FIC-Port×2 | FIC-Connection (Single)x2 | FIC-PortのVLANインターフェースとAWSのConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)x2で接続します。
物理分散されていれば推奨構成となります。(下図①L2接続)
|
○ |
L2接続 | FIC-Port | FIC-Connection (Single) | FIC-PortのVLANインターフェースとAWSのConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)で接続します。(下図②L2接続) | |
L3接続 | FIC-Router (Paired) | FIC-Connection (Paired) | 1つのRouting GroupのPrimary/SecondaryにそれぞれAWSのConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Paired)で接続します。
Connecting Pointが分散していれば推奨構成となります。(下図③L3接続)
|
○ |
L3接続 | FIC-Router (Single) | FIC-Connection (Single) | FIC-Router (Single)のRouting Groupと事業者のConnecting Pointを指定し、FIC-Connection (Single)で接続します。(下図④L3接続) |

1.5 申込種別と方法¶
FIC-Console/APIにて、FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)を申し込みいただくことが可能です。
申込種別 | 申込方法 | 納期 |
新設 | FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み
AWS Management Consoleよりお客さま側でHosted Connection/Virtual Interfaceの承認が必要です。
|
即日 |
FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 即日 | |
廃止 | FIC-Console/API経由で、お客さま自身の操作により申し込み | 即日 |
- APIで参照可能な項目については APIリファレンス をご覧ください。
1.6 提供帯域¶
FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)は、以下の帯域を選択可能です。
- Private VIF
50M/100M/200M/300M/400M/500M/1G/2G/5G/10G
- Transit VIF
1G/2G/5G/10G
注釈
- 帯域は上り/下りそれぞれに適用されます。
1.7 申込時の注意事項¶
FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)の接続条件は以下となります。
- 事前にFIC-Port、FIC-Router(L3接続の場合)の作成が完了している必要があります。
- FIC-Connection AWS購入後にAWS Management Consoleよりお客さま側でHosted Connection(L2接続の場合)/Virtual Interface(L3接続の場合)の承認が必要です。
- AWS Management Consoleの操作については、AWSサポート(公式ドキュメントなど)をご確認ください。
- 申込受付完了後、設定完了まで他の申し込みをすることができない可能性があります。
- L2接続のFIC-Connectionを廃止する際、AWS Management Consoleよりお客さま側でVirtual Interfaceを廃止日までに削除する必要があります。
2. 注意事項¶
- FIC-Connection AWS(Private VIF/Transit VIF)の申し込みにあたり、AWSサイト (AWS Direct Connectについて)をご参照ください。
- お客さまがVirtual InterfaceとVirtual Private GatewayまたはDirect Connect Gatewayとの紐付を誤った場合、紐付を変更することは出来ません。またすでに承認及びアタッチされているVirtual Interfaceは、AWSの仕様により再利用することはできません。その場合には、Virtual Interfaceを新たに作り直すため、再度FIC-Connection AWSの廃止および新設を実施する必要があります。
お客さま側にて、Virtual Interface承認を実施するまでBGPが立ち上がりません。
- Private VIFのL3接続を申込時に入力いただくAS番号は、仮想プライベートゲートウェイ、もしくはDirect Connect Gatewayで利用するプライベートASNを入力してください。(パブリックAS番号を入力することはできません。)ASNについては AWSサイト (仮想プライベートゲートウェイの関連付け)をご参照ください。
- Transit VIFのL3接続を申込時に入力いただくAS番号は、Direct Connect Gatewayで利用するプライベートASNを入力してください。(パブリックAS番号を入力することはできません。)ASNについては AWSサイト (トランジットゲートウェイの関連付け)をご参照ください。
L2接続の場合は、お客さまのAWS上にHosted connectionを作成いたします。(お客さまにて該当のHosted Connection上に[Private/Transit/Public] Virtual Interfaceを作成いただくことが可能です。なお、Transit VIFはAWSの仕様により1G以上のConnectionからご利用いただけます。)
L3接続の場合は、お客さまのAWS上にPrivate Virtual Interfaceまたは、Transit Virtual Interfaceを作成いたします。(Public Virtual Interfaceはサポートしておりません。)
注釈
- 経路変更時に通信断は発生しません。
- FIC側が受信可能な経路数の上限は110以下です。経路数が111以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「110以下」に削減した後、BGPセッションクリアを行うと回復します。
- AWS側が受信する経路数が100以下です。経路数が101以上になると通信断となります。お客さまにて経路を「100以下」に削減した後に5分以内に自然回復します。
- AS-Path Prependの設定変更時に通信断は発生しません。